【勉強】仕事・家事しながら日商簿記3級を独学で合格した道のり

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こんにちは。アラフォー独身ミニマリスト、ゆさろーです。

ミニマルライフになり、心や時間にゆとりができて新しいことへ挑戦する機会も増えました。

転職に向けて「日商簿記3級」を取得したいと思い、

約3ヶ月間独学で勉強した結果、昨年無事に合格することが出来ました。

そこで今回は、

・試験勉強に入る前にやったこと「2つ」

・試験日までの勉強状況

・振り返って感じた「3つ」のポイント

を紹介します。

この記事はこんな方におすすめ!

・日商簿記3級を独学で受験しようと考えている。

・どんな風に勉強したの?

・テキストや問題集は何を使用したの?

目次

試験勉強に入る前にやったこと「2つ」

まずはテキストを買わないことには始まらないと思い、すぐに用意しました。

NG行動

試験はCBT方式を選択すると決めていて、自分のペースで勉強して試験に合格出来そうかなってレベルまで到達したら受験申込みをしようと考えていました。

まずはテキストを一通り勉強していこうと決め、目標「毎日最低1ページ」を掲げて数日。

ゆるい目標だけど、仕事の疲れや家事を理由に「明日やればいっか」って言ってるうちに勉強が停滞しちゃったよ。

このままダラダラ勉強を続けても、いつまで経っても合格出来ない!と気づき、短期間で集中的に勉強して合格を目指そうと決意。

そこで新たに、下記の内容を実行することにしました。

・試験日を決めて申込みと支払いを済ませる。

・勉強の目標を立てる。

試験勉強に入る前にやったこと①「試験日を決めて申込みと支払いを済ませる」

ダラダラ勉強していても意味がないので、試験日を決めて申込み、支払いを済ませました。

やはり本気で合格したいと思うなら、さっさと申込みをして「自分は日商簿記3級の試験を受けるんだぞ!合格するんだぞ!」という現実をしっかり実感することが大事でした。

不合格だった場合は「また受験料が掛かるぞ〜」と言い聞かせて(笑)今回で絶対合格するんだ!という気持ちを強く持ったよ。

試験日が決まれば今後どう勉強していくのか目標が立てやすくなりました。

試験勉強に入る前にやったこと②「勉強の目標を立てる」

①勉強時間の確保

短期間で受験するため、平日も隙間時間を利用して勉強しなきゃいけないと思いました。ただ、いつも通り生活していたら勉強時間を確保できないので、勉強期間中のみ下記の内容を実行。

・朝ギリギリまで寝ているところ、いつもより1時間半ほど早く起床。

・昼食は弁当をやめて、シリアルやパン1個などで食事時間を短縮。

たったこれだけのことでも私にとっては大変だけど、短期間で集中的に合格するためには厳しく!

結果、平日の勉強時間は「起床後」「昼休み」「夕食後」の3箇所で実施することに。

普段勉強期間中
起床後身支度勉強、身支度
仕事(8h+残業あり)仕事仕事
昼休み(1h)昼食、ネット昼食、勉強
帰宅後夕食の支度、洗濯夕食の支度、洗濯
夕食後洗い物、お風呂、ゲーム、ネット洗い物、お風呂、勉強

勉強時間は下記の通りです。

勉強時間
起床後1時間
昼休み30分程度
夕食後1時間半〜2時間

②勉強の目標

用意したテキストの大きな単元「仕訳」「財務諸表等」「帳簿等」と最終的に問題集をやり込む時間も考え、下記のようなざっくりとした目標を立てました。

勉強内容
5月仕訳
6月仕訳、財務諸表等、帳簿等
7月問題集
8月(試験月)問題集(試験日は中旬)

ざっとテキストを見たところ「仕訳」のページ量が多く、仕訳を間違えたら決算表や帳簿関係も出来ないと思い、1ヶ月は仕訳に時間を使う方向で計画。

試験日までの勉強状況

目標も立てて、実際勉強に取り組んでみた結果どうだったのか。

「5月」〜「8月」までの「勉強の進捗状況」や「感想」などをお届けします。

※少し長くなります。

ちなみに今回使用したテキストは、チャプターごとに問題がついていたので、日々下記のような方法で勉強しました。

・テキストを一度読み、その後に練習問題を解き採点する。

・間違えた問題は、メモしておき後日再度チャレンジ(なぜ間違えたのかも必ず確認)

「5月」:仕訳が楽しく、思っていた以上にサクサク勉強が進む

まずは「仕訳」に取り掛かって行きましたが率直な感想をお話します。

ep1.「勘定科目多いな…」「この勘定科目、左右どっちだっけ?」

テキストの前半に各勘定科目の正しい位置が載っていますが、それにしても凄い数で「これは左(右)だ!」って、すんなり書けるまで時間が掛かるなと思いました。

何となく「これは資産だから左だな」って、わかるものもあれば「これ何で資産なの?」って理解出来ないものもありました。

最初に疑問を持ったのが「前受金」と「前払金」でしたね。

「コレは○○だから左(右)だ」って理解出来ないと覚えられないと思い、テキスト以外にネットで調べたり結構時間を掛けた記憶があります。そのおかげもあって勘定科目が自然と頭に入りました。

ep2.仕訳が楽しく感じてきた

「前受金」「前払金」で立ち止まりましたが、意外とわかると楽しく「仕訳」がサクサク出来るようになっていきました。

普段馴染みのない聞き慣れない勘定科目が多いので、会社の仕組みなど基本的なことを学べるのも良かったです。

「6月」:総勘定元帳、決算整理仕訳、財務諸表の3大ボスに苦戦!

仕訳も無事に終わり、次なる項目「財務諸表等」の単元へ進みました。

仕訳と比べ、ページ量が少ないし「サクッと行けるでしょ♪」なんて考えは甘かったです(笑)

ep3.何度やっても完璧に解けない「総勘定元帳」

まず最初に出てきたのが「総勘定元帳」でしたが、「あれ…仕訳を転記するだけなのに全然出来ないぞ(笑)」って感じでした。

特に「借入金」の問題。「未払利息」と「支払利息」を逆に書いたり、理解出来ないことだらけで苦戦しました。

色んなタイプの問題をやったけど、ほぼ全滅だった…

ep4.仕訳は出来たはずなのに…あれれ?「決算整理仕訳」やばくないか?

仕訳問題は普通に解けてきたつもりでしたが、改めて決算整理仕訳の問題をやってみると全然出来ませんでした。「えーと、だからどうするんですか?」みたいな状態になりました(笑)総勘定元帳と同じく完璧に解けず…

仕訳問題は、あんなにサクサク解けていたのに何かが違う…

おまけに「何でこんな仕訳をするんだろう?」と、とにかく疑問だらけでした。

ep5.これが噂の「損益計算書」と「貸借対照表」ですか…

あちらこちらでよく聞く簿記のワードが「損益計算書」と「貸借対照表」でしたが、ついに登場!

これこそ決算整理仕訳が出来ていないと埋められないので、この単元をしっかりと何度も繰り返しやらないと確実に不合格だなと思い、じっくりと1問ずつ時間を掛けて解いていきました。

「7月」:財務諸表等に苦戦し、7月中旬頃ようやく問題集へ突入

思った以上に「財務諸表等」が濃厚で時間が掛かりましたが、次の段階へ進んでも大丈夫と判断し問題集に突入。

ep6.仕訳の凡ミス、やはり立ちはだかる「総勘定元帳」の壁

問題集の前半は仕訳だけの問題だったので、ここはサクサク進めていこうと思いやってみました。

「…難しくない?(笑)」

もはや笑いが出てしまうほどに、問題集がかなり難しく感じて「大丈夫だろうか」と不安になってきました。もう勉強するのみ!ひたすら勉強するしかない!毎日ひたすら問題集を解いていきました。

ep7.平日の「起床後」と「昼休み」は「仕訳」を徹底的にやる作戦!

平日のあまり勉強時間が確保出来ない「起床後」と「昼休み」については、思い切って「仕訳」に限定して問題集の仕訳を完璧に出来るようにすることを目標にしました。長く勉強出来る「平日の夕食後」や「休日」は、「財務諸表等」の問題に時間を費やすようにしました。

「8月」:試験日までひたすら問題集を解く。最終仕上げ!間に合うか!?

いよいよ試験月になり、試験日に向けてひたすら問題集を解いていきました。ただ解くのではなく、制限時間内に出来るかどうかもチェック。

ep8.試験日

私以外にも何人か受験している人がいました(学生さん?が多い印象でした)他の人のキーボードのタイピング音で多少焦りながらも、目の前の問題に集中しました。

仕訳はサクサク進められたけど、総勘定元帳があまりやっていないパターンの問題で焦りました。

総勘定元帳の問題で手が止まっちゃって、先に決算問題から取り掛かったよ。

試験時間ギリギリまで使い、無事に合格出来ました。

振り返って感じた「3つ」のポイント

今回の勉強〜試験までを振り返って、私なりに感じたポイントを「3つ」お伝えします。

ポイント①「短期間で集中して勉強」

当初は「毎日少しずつ勉強して、試験に合格出来そうかなってレベルまで到達したら申込みをしよう」と考えていましたが、勉強もダラダラしちゃうし、ゴールも見えないです。

余程の意思がないと勉強を継続するのが難しいと思う。

「この期間、集中的に頑張ろう!」と短期間の勉強へ切り替えたことが良かったです。

ポイント②「試験日を決めて先に申込みを済ませて、勉強目標を立てる」

「自分は受験するんだ」という現実を実感するためにも、先に申込みを済ませた方が良いなと感じました。

試験日が決まれば、どう勉強していこうか目標も立てやすくなるよ。

私は「5月は仕訳」「6月は仕訳、財務諸表等、帳簿等」など、テキストの単元を基準とした大まかな目標でしたが、勉強が進めやすかったです。

ポイント③「問題集の数をこなし試験に備える」

問題集を数こなすことは大事だと感じました。

テキストよりも難易度が高く「この問題をやっていなければ解けなかった」という問題も多かったです。

色んなパターンの問題に慣れておけば、当日も焦ることなく冷静に出来たと思うので、もう少し時間があれば問題集の全問題をもっと繰り返し解きたかったです。

今回使用したテキストと問題集の紹介

テキスト:「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集

今回は、「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 テキスト&問題集」を使用しました。

昨年受験したので2024年度版です。

決めた理由は、可愛いキャラクターと4コマ漫画がついて楽しく勉強出来そうと思ったからです。

実際に使ってみた感想

フルカラーで見やすい

・簿記を知らない「パブロフくん(犬のキャラ)」と一緒に一から簿記を学んでいくような感覚で勉強を進められて楽しかった。

4コマ漫画で登場したキャラクターを用いた図の解説もあり、初心者の私でも理解しやすかった

Webで模擬試験を体験出来る特典もあり、CBT方式で受験するので事前に感覚が掴めて良かった。

問題集:「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集」

問題集も同じく「簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記3級 総仕上げ問題集」を使用しました。

実際に使ってみた感想

・各問題に「よく出る」「ときどき出る」「あまり出ない」など書いているので、時間がない時など優先順位をつけて解くことが出来た。

実際の試験に近い問題文が多く、この問題集を完璧に出来るようになれば試験も安心してのぞめると感じた。

予想模試が2回分体験出来るので、ネット試験対策になる(ネット環境さえあれば利用可)

・フルカラーではないけど、たまに登場するパブロフくんに癒される。

ちなみに2025年度版では「総仕上げ問題集」から「分野別問題&予想模試」となり、全ページ大リニューアルされたみたいだね。

「短期間で集中して勉強」が合格の鍵となった

以上「仕事・家事しながら日商簿記3級を独学で合格した道のり」でした。

正直、勉強はかなり大変でした!(笑)

朝早起きしたり、昼休みは軽食だけで勉強したり(多分長期間なら続かなかったと思う)

「短期間で集中して勉強」が合格の鍵になりました。

じゃないとダラダラ勉強したりしなかったり、合格できなかっただろうな…

長くなりましたが、独学で資格勉強する機会も滅多にないので、今後同じような形で受験される方の参考になればと思い記事にしました。

少しでも参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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